音読する中学英語

中学英語とオンライン勉強会について記録するブログです。

中1英語教科書をやり直す

6月からオンライン勉強会を始めて約4ヶ月が経過しました。夏休みまでは週一回の実施であまり進まなかったので、実質的には3ヶ月間ぐらいでしょうか。

現在中2のアキ。英語は中1の基本的な文法、単語の知識がついてきたので、いよいよと言うか、やっと中1の教科書の音読練習に入ろうと準備しています。

 

最初は中学校の英語なんて教科書やっとけばいい、と軽く考えていました。

ですが甘かったです。学校の授業に全くついていけなくなった子が、どんなにこじらせているかをわかっていなかった。

アキの学校では、教科書暗唱の確認テストがよくあって、それ自体は良い課題なのですが、アキは内容の意味もわからないままアルファベットの羅列を覚えるような状況に陥っていて、英語に心底うんざりしていました。

 

まず英語に対する拒否反応を和らげるべく、イラストの描かれた入門教材で例文を読みながら基本的な文法、単語の確認から入りました。

文章ではなく単文で、内容の意味がわかるもので。

文法を簡単に説明して、やさしい問題を解く。終わったら、それらの単文を一緒に声に出して読む。宿題で付属CDを使って単文を音読してもらう。この繰り返しです。

 

夏から並行して単語帳を使った単語暗記にも取り組んでもらいました。現在覚えたのは約450語。

英単語も本来は教科書を読むことで習得できるので、単語帳の利用はいわば非常手段です。

中学校の検定教科書の新出単語数は中1でおよそ500語、中2で400語、中3で300語の計1200語です。(2020年からの新指導要領では1800語程度に引き上げられる見込み)

いまなら中1の教科書も読めるんじゃないかな。

英語の教科書読めるんだ!と実感してもらうために、がんばってもらった4ヶ月でした。

そしていま準備しているのは、教科書ガイドとそのCDです。

 

教科書ガイド

教科書でも大丈夫だろうとは思うのですが、一人で勉強しているときにどこでつまずくか分からないので、日本語訳と文法解説が載っている教科書ガイドを利用することにしました。

使うのは開隆堂サンシャイン版の教科書ガイドです。

このガイドがとてもいいなと思ったのは、全文訳とは別に英文の下に英語の語順で日本語訳も載っている点です。こんな感じに。

I like music very much.
私は 好きです 音楽が  とても

英文を前から読んで、その語順のまま理解できるように工夫されています。

教科書ガイドはどれも似た表紙ですが、編集方針は教科書出版社によって異なることを、今回本屋で立ち読みして初めて知りました。

ニューホライズン版、クラウン版は全然違う紙面構成になっています。(上記のような英語の語順での日本語訳は載っていないと思います)

教科書ガイド

 

教科書ガイドCD

もう一つは教科書ガイドCDです。これも出版社ごとに作成方針がおそらく違うのでしょう。私が聞いた開隆堂サンシャイン版CDは次の点が気になりました。

  • スピードが早い
  • ポーズがない(無音部分がなく、一文ずつ繰り返して音読できない)

スピードは、調節機能がついたプレーヤーやアプリで解決できます。詳しくは以前の記事をよかったらどうぞ。

アキはCDプレーヤーのスピードコントロール機能を頻繁に使っています。これがあると便利です。

 

ポーズは、一文ずつ繰り返して音読するために必要ですが、このガイドCDはそのポーズがなくてだーっと英文が読まれます。

プレーヤーの手動操作でその都度一時停止をすれば良いですが、操作しながらだと音読に集中できないですし、やはり面倒ですよね。

対策として、パソコン用のフリーソフトでポーズを編集しています。

リピーティング用音声作成ソフト『InsPause』

CDをパソコンに一旦取り込んで、そのファイルをこのソフトで開いたら、自動で発話の間にポーズを入れてくれます。

あとはポーズの場所や長さを調節します。無駄な収録部分を飛ばすこともできます。簡単です。

教科書ガイドCDには教科書本文以外にも、リスニングやスピーキングのコーナーなどいろいろな音声が豊富に入っていますが、一度に全部やってられないので次の3つ以外の音声はすべて飛ばして編集しようと思います。

  • 基本例文
  • 本文
  • 単語・語句

 

価格

教科書ガイドとCDを買うと合わせて5千円です。中学生向けの参考書はたいてい千円前後なので、それに慣れたせいか高いなーと感じてしまいます。

本人は別として、私は中古で十分なので、メルカリなどのネット通販で中古を買いました。安ければガイドは500円ぐらい、CDも1000円ぐらいから入手できます。

 

中学1年の教科書の音読は、これまで学んだ文法、単語を文章でおさらいし、それを定着させることが主な目的です。

もう一つの目的は、中1の頃には分からなかった教科書をやり直して、苦手意識を克服してもらうことです。

一度は打ち負かされた教科書にもう一度挑戦して、今度は余裕で打ち勝って欲しいです。