英語学習 嫌いの中の好きへ
オンライン勉強会の開始から約3ヶ月半。最近アキに少し変化が現れました。
いつも勉強をはじめるときに、
「英語と数学どっちからやるー?」と聞くのですが、開始当初から答えは決まって
「数学!」でした。
小学校から中2にかけて育まれた英語嫌いは相当です。
「じゃあ大好きな数学からやろ~う!」と私が言うと、
「嫌いな中での好きだからっ。(数学は)好きじゃあない。」とのつっこみが。数学でそうなら、どんだけ英語嫌いなん。
それが最近、「どっちからやるー?」といつもの私の問いに
「英語!」と、答えが返ってくるように。
いやーついにこの一言が出てきました。半年間ぐらいは、やっぱり英語大嫌いは少しも改善できないかもしれないと覚悟していたのに。
単語だ文法だ音読だと、私が推し進めるので、もっと英語嫌いをこじらせてしまわないかと心配していました。
「そっかー!そうか。なんかうれしいなぁ」私が真に受けて喜んでいると、
「まーたまには英語もね。」とさりげない返し。照れなくていいのに。
明るい予兆はわずかにありました。
夏休み明け、今までさっぱり分からなかった英語のテストで、はじめて少し問題文が読めたこと。
生活の中で見かける英語表記に読めるものが増えてきたこと。「この単語、覚えたやつだっ」って家族の中で会話が弾んだこと。
アキの親からそんな報告を受けていました。
夏休み明けの2学期、以前のように登校を渋るのではないかと心配していたのですが、杞憂でした。
部活に、遊びに、勉強。ときどき親への反抗も。充実した夏休みだったはずです。
私がアキの勉強の手伝いを始めた目的は、学力向上そのものではなくて、学力の回復を通じて学校に平穏な気持ちで登校できたらいいと思ったからです。
勉強に対する気後れや劣等感がアキの中で暗い影を落としているなら、それを取り去りたい。
基礎が大きく抜けていたので、これまでは参考書や単語帳で硬い学習をやって来ましたが、これからは気楽に楽しめそうなメニューも提案してみようと考えてます。
いろんな方がブログで紹介している、アニメ、漫画、アプリ、デジタル教材などから、中1英語がわかれば楽しめて、本人が関心を示しそうなものをひとつ。
まだ小さな一歩ですが、英語が大嫌いから少しはましになった一歩として、嬉しい出来事でした。
*下の記事は2ヶ月前のものです。あの頃、入門テキストに載っている August(8月)や know(知る)が読めなくてあんなに苦闘していたのに、いまは同じテキストの英文を普通に読めるようになりました。慣れってすごい。