中間試験の振り返りと今後についての話し合い
定期試験の記事ばかりになりますが、どうしても避けて通れなくて今日も書きます。
先日、中2の2学期中間試験が終わった、ちょうどその日の夜にオンライン勉強会の予定がありました。試験の日は午前中で学校は終わりますが、運動部に入っているアキは夕方まで部活がみっちり5時間ぐらいあります。試験期間中は部活が休みで久しぶりに体を動かすため、普段よりハードな一日です。
試験勉強と部活で疲れ果てて、おそらく今晩は勉強会を休みたいと言い出すんじゃないかなーと、勝手にドタキャンの連絡が入る予想をしていたのですが、予定時刻になるといつも通りネットはつながり、画面の向こうには眠そうなアキの姿がありました。
えらい。今日休むと思ってた。見くびってごめん。
ですが「眠いから今日は厳しいかも~」とあくびをしているので、
「今度からあくびしたら罰金100円ね。学校の先生の悪口言っても100円。数学が嫌いって言っても100円だから。まとめてお年玉から天引きしとこうかな。」
「えー!」
少しは目覚めたかな?
ほんとに疲れてそうなので、いきなり勉強には入らずに雑談タイムへ。
「今週の土日も部活の練習と試合でつぶれる~」と、ひとしきり部活の愚痴を聞いたあとに、話は中間試験へ。
いつも社会、理科から報告は始まります。特に社会の先生は定期試験で生徒に点数を取らせてやる気を出させるような指導をされているようで、もともと社会が好きなアキは、意欲的に試験準備をして臨んでいます。
そうゆうやり方とってもいいなあと思います。その教科が好きとは言えないまでも、嫌いという負の感情がない事って、先生が思っている以上に、子供が前向きに学習する上でとても大切な要素に思えます。
一方、英数国については口数が減り、困ったような笑顔をしているので、詳しくは聞かずにおきました。ただ、英語は
「いつもはわからなさ過ぎて時間がすごく余るけど、今回は最初から時間を使ってじっくり解いていったら時間が足りなくなった」とだけ言ってました。
それって試験内容に少し取り組めるようになったと評価してもいい事なのかな?
「あーどうやったら英語で得点できるようになるのかな~」と、珍しく英語の試験に対して意欲的なことを言いはじめたので、現状で得点できないのは仕方ないことと、十分に対策を講じれば得点できることを話しました。
本来であれば、
- 一緒に勉強会で予習をして
- 授業を受けて
- 学校のワークを解いて
- 試験前に復習して
- 定期試験用の問題集を解いて
のように何度も試験範囲を復習して、記憶に定着させることができるけど、アキの場合は授業の進度についていけてないので、上の1から3の部分がまず抜け落ちている。今回の試験対策はざっと復習しただけ(上の4だけ)。それだと、記憶もあやふやで得点できなくても仕方がない。
「授業に追いつければ、こんなふうに一緒に予習できて、学校の授業もわかるようになって、平均点は余裕で取れるんだけどなー。授業にさえ追いつければね~。残念だわー。もー残念。」
冗談ぽく、煽るように私が言うと、
「みんなが試験が終わって気を抜いている間にがんばるわ。この問題集、自分で進めていっていい?」
アキが指し示したのは、いまやっている復習用の問題集2つ。くもんの語順のはお気に入りのようです。
「もちろんいいよ。丸付けがしんどかったら無理に丸付けしなくてもいいからね。一緒に見直していこう」
管理しないと取り組まないので管理を強めると、私が提示した課題を締め切りまでにこなすことが目的化してしまって、点数を取る、学力を高めるという本来の目的意識が本人の中で薄れていきます。
このさじ加減が肝心なんだろうと思います。特に自宅学習の場合は、本人の気持ちを整えないことには前に進めない。
アキが自分から問題集を進めたいと言ったのはこれが初めてです。点数が取れる勉強の仕方について具体的に話し合ったのもこれが初めて。学校にこんなに連続して通って試験を受け続けるのも初めて。
しんどくて眠くて挫折しても、ジグザグでもすこしずつ前に進んでいけるように、意欲を喚起して後押ししていきます。