音読する中学英語

中学英語とオンライン勉強会について記録するブログです。

細かい指示を出すのを止めたところ、学習量は増加した

前回の記事で、アキが初めて自分から問題集を進めたいと言ったことを書きました。それを受けて、宿題の範囲や丸付けについて私から細かい指示を出すのを全部止めてみました。

以前記事に書きましたが、この2ヶ月間ぐらいは教材、範囲、丸付け、締め切り、提出方法など、かなり細かい指示を出していました。
(過去の記事)自習時間を少しずつ伸ばすために

丸付けがしんどかったら無理に丸付けしなくてもいいから、一緒に見直そう。自分のやりたいように、出来るところまでやってみ」と声がけをしました。以前なら、私が宿題を減らすと喜んでいたぐらいですから、アキの意識も随分変化したものです。

 

その結果、学習量は増加しました。倍増、いえ2.5倍ぐらい。英語の問題集なんて、3日で10ページを自分で進めてきました。こんなに進めたのは初めてです。

もちろん、教材はとてもやさしいですし、丸付けもしていない、学校の課題や小テストがないことなどの条件が重なっています。 それでも、です。

「すごいな。10ページも!よくがんばったね。」私が驚きながら褒めるので、アキも得意そうな表情。

やればできるじゃん。というかすごい余裕あったんだな・・・。

反省しました。いつの間にか、この子はこの程度の負荷しか耐えられないだろうと過小評価し、もっとできるのにその手前で私が余計な線引きをしていたことに。

 

苦手の分数ドリルは7ページと半分ぐらい。最後はページ途中のよくわからなくなった所で止まっていました。だから、私もその近辺を重点的に教え、類題を解かせたりして、相手も納得できた様子。

これだと、以前のように無理やり問題を解いて、適当に丸付けしたせいで、どこがわかってないかを私が把握できないという、お互いにとって良くない状況は生まれにくいです。
(過去の記事)間違い、わからない問いと向き合うことから始めよう

 

何が動機になったのか。中間試験の直後でやる気に満ちていたのかと思いましたが、本人に聞いたところ、何度も私と話した進学の会話が効いていたようです。

中3に進級するまでのあと5ヶ月で何をすべきか。できなければどうなるか。今なら進学先の可能性はまだ広がっているが、進級時点で英数の勉強が学校に追いついていなければ中3の内申点の影響で公立高校受験は一気に厳しくなること。

私立高校受験をするにしても、英数国の3教科受験となって、理科社会で稼げないため、レベルをかなり落とさざる得ないこと。

最終的に高校受験ができる学力に達しなければ、高等専修学校への進路、通信制高校、高校受験浪人の選択肢があることなど。

 

具体的に何度か話したので、いつも話をスルーするアキにもしっかり届いたようです。勉強への自主性が生まれたというよりも、危機感を多少持ちはじめたという方が近いのかもしれません。

勉強会をはじめて5ヶ月目にしてようやく、アキが自分で自分のために勉強することが、私もそのようにサポートすることが、お互いに少しだけ出来るようになってきました。楽観視はできないですが。