音読する中学英語

中学英語とオンライン勉強会について記録するブログです。

空回りする指導

友人に、学生時代は勉強をほとんどやってこなかったという要領の良い友達がいるのですが、アキの指導に手を焼いているとこぼすと、やり方がまずいと指摘を受けました。

私のやり方は勉強ができる子へのやり方だと。勉強が出来ない子の「出来ない」をなめんなよと。そもそも勉強する気なんてないんだから、勉強の予定表なんて作っても無駄。家で勉強なんてしないから、塾に行って管理されてやらされないと無理でしょ、概ねそんな内容でした。

私もこの数ヶ月いろいろ感じていたので、ただうなづくのみ。

 

私とアキとの間で勉強に対する真剣さの度合いがズレていて、そのギャップはなかなか埋まりません。

教える側がまず本気でやらないと、相手も本気で取り組まないだろうと意気込んで、できるだけ真剣に取り組んできたのですが、そうすると私の求めるものが自然と高く、多くなっちゃうんですよね。

のんびり構えて消極的なアキに対して、どこかでがっかりしている気持ちが隠そうとしてもにじみ出てしまう。

指導する側が本気で取り組むことと、学習意欲の低い相手に歩調を合わせてフォローすること、この矛盾する2つをあわせ持って進める必要がある、何かを教えるって難しいなとしみじみ思います。

 

温度差を埋めるため、ガツンと言う熱血指導もあれば、適当に流して淡々とすることもできますが、そのどちらも私は選びたくないので、丁度よいレベルで気持ちを途切れさせずに取り組むというのが私には必要なんだと感じます。

私の中では、ベテランの先生みたいなイメージを頭の中に描きながら、事に当たっています。あくまで理想です。相手の怠慢や、怠惰な態度にがっかりせず、怒鳴りもせずに、必要な注意を与えながら回復するのを待つ感じ。

もちろん理想ですからそんなうまくは行くはずもなく、相手の気分を害さない程度に物申してます。

 

最近は、アキが学校の先生に対する批判をよく口にするので、それをどうやってたしなめるかがテーマ。

「英語の先生、教え方が悪いし、わかんないし、みんなから嫌われてる」みたいなことを言うので、

「今度、学校の先生の悪口言ったら100円罰金だからね。」

「!」

「だいたい学校の先生に多くを期待しないように。勉強は自分でするものだから。わかりやすい教材使えば自分でできるでしょ。先生もいろいろ大変なんだから。やる気のない生徒に向かって毎日授業するなんて地獄だからね。みんなちゃんと授業聞いてるわけ?」

「んー寝てる人が多い」

「でしょ。そりゃ教える方も適当になるわ。だからってアキも寝たらだめだからね。授業態度は通知表に影響するから。」

「そうなの? 寝ない寝ない。授業中に寝るなんて出来ない!」

「そーか(えらいじゃん)」

「座ったまま寝るなんて無理」

「・・・は? 横になったら授業中でも寝れるってこと? 感心して損したわ!」

 

試験期間、アキなりに部活したり、友達と遊んだり、勉強したり。充実した学生生活であることは確かです。がんばれ。