苦手でも一人で取り組めそうな基礎問題集選び(中学数学)
苦手でも一人で取り組めそうな基礎問題集選び、英語に続いて今回は数学です。
英語編はこちらです。
苦手でも一人で取り組めそうな基礎問題集選び(中学英語) - 音読する中学英語
数学の問題集選びの条件は英語とほぼ同じで以下の通りですが、
・字が大きい
・書き込む余白が十分ある(ノートに書き写すときに間違う)
・導入部分の説明が簡潔(情報量が多いと読まない)
・基礎の問題だけ
・問題数が適量ある
数学は特に計算式を書き込む余白が十分あるもの、問題数が適量あって反復練習できるかを重視しました。
まず目が行ったのは『くもんの中学基礎がため100%』シリーズです。「計算編」と「関数・図形編」の2分冊で問題数はたっぷり。よく出来た問題集なのですが、やはりいまのアキには若干重く、消化不良になる可能性がありそうです。
出版社サイトで試し読みが出来ます。
中学生向け学習参考書 商品詳細ページ | くもん出版
薄い問題集で良かったのが数研出版の『とにかく基礎』と、フォーラムA企画の『やさしく学ぶリピートプリント』です。
『とにかく基礎』は出版社サイトで試し読みが出来ます。
とにかく基礎 中1数学|チャート式の数研出版
『とにかく基礎』は薄く、それだけに問題数は少なめです。1単元2ページ。ある程度の数をこなして慣れてほしいのでやや物足りず。書き込む余白も少し狭いです。
『やさしく学ぶリピートプリント』は、字が大きく余白もたっぷり。これでいいかなーとも思ったのですが、やはり若干問題数が少なめです。1単元4ページ。もう少ししつこく繰り返してほしいのです。
書店にはほかに標準問題の定期テスト対策系や、入門テキスト系はたくさんあるのですが、アキにちょうど良さそうな基礎に絞った問題集が見つけられませんでした。
この段階での教材選びはかなり大切だろうなと思ったので一旦保留。
けっこう出来るじゃん!と自信を取り戻してもらえるか、やっぱり出来ない・難しい・嫌だなーと思わせてしまうかの分かれ道になる気がします。
気を取り直してネット検索したところ、何人かの塾の先生が数学の苦手な生徒の指導に使ったところ好評と紹介されていた塾用教材が目に留まりました。
それが都麦出版の『みるみるわかる数学の要点』です。
出版社サイトで試し読みが出来ます。
数学の要点【都麦出版・つむぎ出版】
塾用教材は一般の書店に売っていないので、出版社サイトでの試し読みしかできませんでしたが、これだと思いました。
実物を見ると、まず本のサイズが大きいです。塾用教材って大きいんですね。書店で売られている中学生向け教材はB5サイズが多いですが、これはA4サイズ。だから書き込むスペースも広い。
1単元6ページ。問題数もちょうど良い多さ。くもんのように段階的に問題が用意されて、反復練習が出来そうです。単元のはじめの要点まとめもあっさり。
白黒印刷でイラストもないので、フルカラー教材が好みのアキにはその点は物足りないかもしれませんが、そこはスルーで。
塾用教材は指導者がいる前提で作られているので、市販の教材に比べると全体的にあっさりした作りで、自習にはあまり向かないのかもしれませんが、この教材は一人でも進められそうです。
いつもは本人に実物を書店で確認してもらってから教材を決めるのですが、今回は出版社サイトで試し読みしてもらい、ネットで購入しました。
塾用教材なんてどうやったら入手できるんだろうと思ったのですが、ネット通販や教科書販売店などで案外購入できます。こちらのサイトを参考にさせてもらいました。
この他に、ブックオフの店舗でも中学生用の参考書の棚で塾用教材をたまに見かけます。
ちょっと予想外の選択となりましたが、数学の苦手を克服するために基礎問題をある程度の量こなしたいという中学生には、いいんじゃないかなと思います。
入門テキストの次の基礎問題集として、この教材も候補の一つに入れてみてほしいです。